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【健康経営実践コラム】きょうも健やか!(第9回/全12回)「働き盛りの睡眠不足。必要なのは、昼寝よりも睡眠の見直し」

 

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働き方改革が叫ばれるなかでも、相変わらず超忙しいのが日本のワーカー諸氏。朝から晩まで働きづめで、平日の睡眠時間が6時間未満という人も多くいると思います。

「睡眠不足は、一生懸命に働いている証拠」と胸を張る人もいるかもしれません。でも寝不足生活では、効率よく仕事をすることはとてもできません。

睡眠不足で働くと生産性が低下する

1日何時間眠れば睡眠が足りているかは、人によって異なります。しかし、健康な成人に必要な睡眠時間は6時間台から7時間台で、6時間未満の睡眠が続くようなら、睡眠不足となります。実際、6時間未満の日が続くと、昼間に耐えがたい眠気に襲われるようになります。

ランチ後の昼下がりの時間帯に眠くなるのは生理的な現象で、睡眠不足がなくても起こります。もしあなたが、「いつも午前中から眠い」「午後からはずっと眠たい状態が続く」「耐えがたい眠気に襲われる」となると、それは睡眠不足かもしれません。その場合、朝早くから夜遅くまで残業して目いっぱい働いていても、眠気や作業能力の低下から仕事の効率は低下しているはず。

人間がしっかりと覚醒して仕事ができるのは、起きてからせいぜい12~14時間後までといわれています。6時に起きたとすれば、バリバリ活動できるのは夕方頃までということです。起きてから15時間以上たつと、作業能力は酒気帯び運転並みに低下するという説もあります。

書類上のミス程度ならともかく、機械の操作ミスや車の運転ミスなども起こりやすくなります。たかが睡眠不足と見逃すわけにはいきません。

睡眠不足解決の根本的な方法は?

どうしても睡眠が足りなくなってしまった場合は、午後に仮眠をとることをお勧めします。ただし、あまり長く眠ると起きたときに目覚めがよくありませんので、くれぐれも短時間に。

短い睡眠で午後の作業能力が上がるというのは、ちょっとした午後の眠気に対する対策です。夜間の睡眠不足は夜にきちんと眠る時間を確保する以外に解決方法はありません。

 

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております

(執筆年月日:2018年6月13日/確認年月日:2022年11月30日)。

【監修】

内山 真(うちやま まこと)

日本大学医学部精神医学系主任教授

1980年東北大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所部長を経て現職。専門は精神神経学、睡眠医学、時間生物学。『別冊NHKきょうの健康 睡眠の病気 不眠症・睡眠時無呼吸・むずむず脚』(NHK出版)『睡眠のはなし 快眠のためのヒント』(中公新書)など、著書多数。眠りの人間学がテーマ。

 

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