「Instagram(インスタグラム)」は、写真や動画を中心としたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、一般的に「インスタ」と呼ばれています。
昨今、インスタをビジネスに利用する企業が増加しています。
本連載では、インスタを自社のビジネスに活用する方法を6回に分けてご紹介します。
今回はインスタで「見込み客」を集める方法について紹介します。
前回でもお伝えした通り、インスタをビジネスで活用する本来の目的は、「自社の商品やサービスを購入してくれる可能性のある見込み客を集め、まずは入口商品を購入してもらうこと」です。
※前回記事はこちら
そのため、既存の顧客ではなく、自社の商品やサービスを購入する前の「見込み客」を「フォロワー」として集めていくことが重要となります。
その際に大切なのが、投稿に反応して、「いいね」やコメントをしてくれる「質の高いフォロワー」を集めることです。
効果的な「Instagramキャンペーン」
質の高いフォロワーを増やす施策として最も効果的なのは、「Instagramキャンペーン」です。
自社製品を景品とし、アカウントのフォローをキャンペーン応募の条件にすることで、自社の商品やサービスに関心のある見込み客層からのフォローを期待できます。
副次的な効果として、当選したユーザーには、実際に商品を送る前に企業アカウントからダイレクトメッセージ(DM)で直接連絡を取ることになるため、ブランドや企業アカウントへの愛着が高まることになります。
同キャンペーンを実施する際には、メリットとデメリットを事前に整理した上で理解しておきましょう(=図)。
実施するキャンペーンを検討
キャンペーンの種類としては、自社商品を贈呈する「プレゼントキャンペーン」や、実店舗に足を運んでもらうために割引などを行う「リアルプレゼントキャンペーン」、公式アカウントで自分の投稿が掲載されること自体がインセンティブになる「リグラムキャンペーン」などがあります。
ユーザー側に求めるキャンペーンの条件も、「フォロー&いいね」や「フォロー&ハッシュタグ投稿」など、キャンペーンを実施する目的や、扱う商材・業種・ターゲットなどによって様々です。
どのキャンペーンを、どのような形で行うかは、実施前にしっかりと検討してみてください。
ROC代表取締役CEO
主な著書に「Instagramでビジネスを変える最強の思考法」「Facebookを最強の営業ツールに変える本」がある。
<この記事に関連するサイト>
東商新聞 2020年11月20日号(10面に掲載)
https://www.tokyo-cci.or.jp/newspaper/file201120_9-12.pdf
東商新聞 デジタル版(最新号・バックナンバー)
https://www.tokyo-cci.or.jp/newspaper/