「Instagram(インスタグラム)」は、写真や動画を中心としたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、一般的に「インスタ」と呼ばれています。
昨今、インスタをビジネスに利用する企業が増加しています。
本連載では、インスタを自社のビジネスに活用する方法を6回に分けてご紹介します。
※第1回はこちら
今回はインスタをビジネスに活用する際の、必要な準備をご紹介します。
「ビジネスプロフィール」へのアカウント切り替えを
インスタには、「個人用アカウント」と「ビジネスプロフィール」があります。
後者には以下のメリットがあるので、ビジネスで活用する際は必ず切り替えてください。
① 広告が出せる
② 「インサイト」と呼ばれるフォロワー数の推移、男女比や年齢構成などの分析結果が見られる
③ 電話・メール・道順などのアクションボタンをプロフィールページに設置できる
④ ショッピング機能を付けられる
きめ細やかなターゲット設定
まず、準備で大切なのは明確なターゲット設定です。
理想とする顧客をイメージして、「年齢」「性別」「出身地」「居住地」「家族構成」「職業や役職」「生活リズム」「ネット環境」などを決定します。
細かく設定することで、ターゲットにより響くインスタ運用が実現できます。
発信したいテーマを明確に
次に大切なことがプロフィールページの設計です。
インスタのプロフィールページは他のSNSとは異なり、通常投稿の1枚目の写真や動画のカバー画像がプロフィールページに一覧で表示されるので、「企業のカタログ」とも言えるくらい非常に重要です。
見本にしたいアカウントを見つけ、発信したいテーマや入れる物・色を決めて、世界観の統一基準をつくりましょう。
インスタのプロフィールには1つだけURLを貼ることができます。
インスタは他のSNSと異なり、通常投稿にはリンクが貼れないので、ここに設定するURLは大切。
インスタでは入口商品に誘導することが目的ですので、自分のアカウントに興味を持ったユーザーが入口商品へスムーズに進めるURLを設置することが肝要です。
そのほか、本来は24時間限定で公開される「ストーリーズ」を常時表示できるハイライト機能も重要です。
前述のように、通常投稿は世界観を統一させる必要があるため、その世界観から外れた投稿はストーリーズで配信し、ハイライト機能でプロフィールページに残す方法を取りましょう。
今回の内容を参考にしながら、ぜひインスタのプロフィールページを整えてみてください。
ROC代表取締役CEO
主な著書に「Instagramでビジネスを変える最強の思考法」「Facebookを最強の営業ツールに変える本」がある。
<この記事に関連するサイト>
東商新聞 2020年10月20日号(10面に掲載)
https://www.tokyo-cci.or.jp/newspaper/page201020/
東商新聞 デジタル版(最新号・バックナンバー)
https://www.tokyo-cci.or.jp/newspaper/