【インスタでビジネスを変える】第1回「新たなDECAX(デキャックス)を生む設計づくりを」

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「Instagram(インスタグラム)」は、写真や動画を中心としたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、一般的に「インスタ」と呼ばれています。

インスタのアプリを月に1度は開くユーザー数(MAU)は世界で10億人以上、毎日アプリを開くユーザー数(DAU)は5億人以上いると言われ、現在も増加傾向にあります。 また、日本国内のMAUは3,300万、アプリの稼働率を示す月間アクティブ率はLINE(ライン)並みの約85%となっています。

このような現状を踏まえて、昨今、インスタをビジネスに利用する企業が増加しています。本連載では、インスタを自社のビジネスに活用する方法を6回に分けてご紹介します。

消費者の思考に合わせる

現代の消費者は「DECAX(デキャックス)」という次の5つのプロセス(=下図)で消費行動を行うという考え方があります。

Discovery(発見)→②Engage(関係)→③Check(確認)
→④Action(購買)→⑤eXperience(体験と共有)

消費者は、自分の個人情報を渡すことなく自分の得たい情報が欲しいという圧倒的に優位な立場で、企業との関係構築を求めています。加えて、実際に商品を使用した声や、店舗に来店したユーザーのリアルな声を確認し、購入したいと考えています。

そのため、企業(発信者)側は、このような消費者の思考に合わせたビジネスを展開する必要があります。

入口商品を売る

インスタをビジネスに活用する上で最も重要なのは、“ターゲットユーザーのニーズが顕在化したタイミングで、最初に自社や商品を思い出してもらえるような設計を考えること”です。

特に、ユーザーとライトな関係でつながることができるインスタでは、「売りたいもの」を売ろうとするのではなく、「売りたいものを売るために入口商品を売る」という戦略を取ることが大切です。

以上を踏まえて企業側がすべきアクションは、宣伝色のない投稿を行い、ユーザーの記憶に自社や入口商品の存在を刷り込んでいくことです。それにより、ユーザーのニーズが発生した際、優先して自社や商品の存在を思い出してもらいやすくなり、入口商品の購入につなげることができるのです。

自社でインスタをきっかけとして商品購入した体験を、ユーザーが周囲に共有することで新しいユーザーの発見につながり、さらに新しいDECAXが始まっていきます。

次回は、自社でインスタをビジネスで活用する際の必要な準備などについて解説したいと思います。

【執筆者プロフィール】
坂本 翔(さかもと・しょう)

ROC代表取締役CEO
主な著書に「Instagramでビジネスを変える最強の思考法」「Facebookを最強の営業ツールに変える本」がある。

<この記事に関連するサイト>

東商新聞 2020年4月20日号(4面に掲載)
https://www.tokyo-cci.or.jp/newspaper/page200420/
東商新聞 デジタル版(最新号・バックナンバー)
https://www.tokyo-cci.or.jp/newspaper/